本、建築、ときどき旅。
by fracoco-Y
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セーヌ左岸の恋
私の好きな写真集に、「セーヌ左岸の恋」というのがある。

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写真家エド・ヴァン・デル・エルスケン(Ed van der Elsken)が
若き日に、パリに出てきて棲みつき、4年の間(1950-54)に
友人や仲間を写真に撮った。

撮りためた写真はやがて一人のキュレーターの目に留まり、
そのキュレーター、エドワード・スタイケンはエルスケンに、
写真集にまとめるようにと励ました。

エルスケンは考えた末、写真にひとつの物語を与えた。

パリに出てきた男が、サン=ジェルマン=デ=プレに棲みつき、
仲間と出会い、恋し、カフェでねばり、深夜の映画館で眠り、
メトロで眠り、留置場の厄介になり、
やがて恋に破れ、故国へと去っていく。そんな物語だ。

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「セーヌ左岸の恋」タイトルも映画のようだが、眺めていると、
何か、ヌーヴェル・ヴァーグの映画の一本を観ているような気がする。

(写真:「セーヌ左岸の恋」/Ed van der Elsken より)
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by fracoco-Y | 2006-03-18 21:54 | art
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