本、建築、ときどき旅。
by fracoco-Y
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遠い声
先日、一目惚れについて触れたが、
本当に、めっきり一目惚れをしなくなった。

通勤電車に乗っていても、目を吸い寄せられるような人は
あまりいなくて、
ただ、疲れているんだろうなぁ、
という表情を浮かべている人が、多い。
(あるいは、疲れて、むっつりとした表情を浮かべて
電車に揺られているのは、私なのか。)

他方では、私も年齢を重ねて、
中学生が隣のクラスのJ君の後ろ姿に心を揺さぶられるような
惚れっぽさがなくなった、ということもある。

ただ、
時折、声に惹かれる、ことがある。

たとえば。
電話で。

昔、さるソフトウェアの会社に問合せをしたことがあった。
新しく入れたばかりのソフトの使い方を、
懇切丁寧に説明してくれた電話の向こう側の人に、

いい声だな、

と、本題とは関係のないことを思った。

きっと上背があって、肩幅の広い・・・
想像をめぐらせた。

思いがけず、そのS・・・・氏と会う機会があった。
たぶん、あまりに要領を得ない、こちらの頻繁な問合せに
同情して(業を煮やして?)、特別に仕事場へ出張してくれることに
なったのだ。

へぇ・・・、声とすこし印象がちがうんだ。

仕事場へあらわれたS・・・氏を前に、
また、本題と関係のないことを思った。

それから、
仕事場を訪問してくれたのを機に、いつしか・・・・

ということは全く無く、
ただ、ソフトウェアの年間契約の更新のときなどに、
ごくたまに、S・・・氏と電話で話をする。

「ーお元気ですか?」
「ーええ、相変わらずです。」

そして私は、S・・・氏はいい声だなぁ、
と相変わらず思う。
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by fracoco-y | 2008-10-02 12:20 | diary
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