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なんでまた・・・・・
という結末の話が結構好きである。 この間、たまたま夜にtvを見ていたら、NHKで、星新一、ショートショート、 なる番組をやっていて、見てしまった。 その中で、「海」という話にハゲしく心揺さぶられたので、ご紹介。 海辺の町に、漁業で生活する一家が住んでいた。 その日は、魚のほかに、タコがとれた。 タコはすぐに食べなくても、と、台所にある桶の中へ入れておいた。 次の日、野菜が減っている。 タコが食ったのだろうか。 するとそこへタコがするするとやってきて、まるで当たり前みたいに お櫃から飯をよそって食べ始めた。 ためしに、と豆の煮たのを与えてみると、食べる。 貴重だが、茹でた卵も。 大根と、菜っ葉も。 酒を飲ませると、妙な踊りのあと、 だらしなく眠ってしまった。 その後、タコは主人について漁に出かけたり、 (タコが教えた場所ではおもしろいように魚が捕れた) 皮膚が乾いてきたので、ガマの油を塗ってやると、 そのうちに、毛が生えてきた。 さわると、いい手触りである。 話を聞いて、見にくる人もいる。 想像していたようなグロテスクさはないし、 かわいらしいし、 動作はおもしろいし、 たのしませてもらったお礼に、と何か置いていく人もあり。 それで、別に、変事も悪事も起こらなかった。 主人はその後、60年近くを生きた。 かぜをこじらせて主人が死んだ日、 タコは海へ帰って行った。 あまりに長寿だったので、そのころのことを否定できる人は いなかった。 あれはほんとうに、タコだったのだろうか。 いい話だ・・・・・・。 もう、私は心をわしづかみにされてしまいましたよ。 このアニメーション、ご覧になりたい向きは「you tube」へ。 星新一、で検索すると、「星新一ショートショート9話」、というところで見られます。 (3作品目)
by fracoco-Y
| 2008-08-04 20:15
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